【純喫茶めぐり 大阪編】本町の隠れ家的純喫茶『佛蘭$(フランドル)』

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大阪編

某(それがし)と嫁さまのライフワークといえば、純喫茶巡りである。
某に至っては、よくある流行りの「お洒落なカフェ」は敷居が高く、路地裏や街角で見かけるレトロな雰囲気すら醸し出すようないわゆる純喫茶が安心する。
関西の純喫茶をくまなく巡るのだ!

純喫茶めぐり大阪編 1件目。

日ごろの喧騒を忘れて、ただ静かな時間を過ごす。
まるでさっきまでの慌ただしさは何だったのだろう?と感じるくらい心地よい時間を感じる場所。
店内に流れるムーディーなBGMと、珈琲の香りが今日もいざなう。
大阪メトロ御堂筋線「本町」駅からほど近い場所にある、仕事の喧騒を忘れさせてくれるような「隠れ家的純喫茶」に行ってきた。

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『佛蘭$(フランドル)』

大阪メトロ御堂筋線「本町」駅を出て、3番出口へ。
本町3丁目の交差点を本町通に沿って東へ30メートルほどいくと、正面に木の看板が見えてくる。
周辺はオフィス街で、大通りに面していることもあり、なかなかににぎやかな場所やなぁ。
看板のあるビルを見ても、一瞬店を見つけられず。ビルのエントランスまで行って、「あるがな!」と気づく。
エントランスに足を踏み入れると、珈琲の香ばしい香りが!少し異世界への扉をくぐるような気持ちになりつつ入店。

「いらっしゃいませ!」

愛想のよい声でお出迎えされ、店内を見回す。こちらは全席喫煙可。嫌煙家の方はご注意を。
入ってすぐ左手に4席ほどのカウンター席がある。
入口を見たとき少し狭いように感じた店内も、実は奥行きがありL字型にソファー席が並んでいる。
店内のBGMはやはり「ジャズ」。音楽にはあまり詳しくない某だが、純喫茶で聞くBGMは不思議と心地がいいものが多い。特に「ジャズ」を覚えたのも学生時代にアルバイトしていた喫茶店だった。

「お好きな席へどうぞ。」

少し不機嫌そうな顔を(失礼ながら)されたマスターの小気味のいい案内で最奥のテーブルへ。
入店前に感じた喧騒が嘘のように無くなり、穏やかな喫茶店特有の空気の流れを感じる。
店内は長年の年季を感じるクロスと、少しアンティーク感を漂わせる調度品や内装が非日常を感じさせてくれる。


テーブルにメニューが置いておらず(もしかするとコロナ禍のためか?)大きなガラス戸に貼ってあったメニューを見る。
某は生まれたときから大阪に住んでいるが、大抵の場合、そのお店のオリジナルブレンドコーヒーとストレート珈琲が数種類ある程度である。しかし、こちらのブレンドコーヒーはマイルド・ミディアム・ストロングと、好みのロースト具合で提供して頂ける。
自家焙煎のお店だとよくあることなのだが、いかんせん大阪に自家焙煎のお店は少ない。

今回は小腹もすいていたので、ミックスサンドとクロックムッシュを注文する。

ミックスサンドとクロックムッシュ

実はこちらのお店、テレビ大阪の「片っ端から喫茶店」で紹介されおり、女優のどんぐりさんがタマゴサンドを召し上がっていた。気にはなっていたが、ミックサンドとクロックムッシュを選択。


〇ミックスサンドセット ¥1,000
〇クロックムッシュセット ¥950

ミックスサンドにも存在感を醸し出す玉子!ふっくらと焼き上げられている。
いわゆる厚焼き玉子ではなく、焼き上げた卵をたたんで厚く仕上げたものに、申し訳程度のきゅうりと一緒に挟まれている。卵には余計な味付けはせず、卵本来の味を楽しみながら、ほんのりとバターの芳香が鼻の奥に広がる。
ハムサンドもすごくシンプルながら、優しさを感じる懐かしい味。
セットの珈琲は「ホット」とだけの注文だと、マイルドブレンド珈琲に。口に含むとバランスの良い酸味と苦みが広がるが、すっと消える切れの良い珈琲。

嫁さまが頼んだクロックムッシュ。薄切りのトーストにハムとホワイトソースを挟み、チーズを乗せて焼き上げたシンプルなもの。
嫁さま、ペロッと完食。某におすそわけなし・・。

今回は写真が取れなかったが、店内最奥にビルの谷間の中庭のような空間があり、天気の良い日はすごく素敵な自然光が差し込む。
たまにマスターが冷蔵庫のフィルターとかを外でパンパンしてたり、冬場は石油ストーブの給油をシュコシュコしてたりするが・・(そこでするんかーーーい!)
ちなみにトイレは、お店から出てすぐ左。

食べログ「喫茶佛蘭$

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