【純喫茶めぐり 大阪編】もはや伝説!大阪駅で昭和にタイムスリップ『喫茶マヅラ』

スポンサーリンク
大阪編

某(それがし)と嫁さまのライフワークといえば、純喫茶巡りである。
某に至っては、よくある流行りの「お洒落なカフェ」は敷居が高く、路地裏や街角で見かけるレトロな雰囲気すら醸し出すようないわゆる純喫茶が安心する。
関西の純喫茶をくまなく巡るのだ!

純喫茶めぐり大阪編 2件目。

某(それがし)は生まれたときから大阪で育った。といっても、東部の田舎町出身であるが・・。
大阪の繁華街といえば「キタ」と「ミナミ」が有名である。
「キタ」は大阪駅や梅田駅がある巨大オフィス街、いくつも百貨店が立ち並び、落ち着いたお洒落な街といった勝手なイメージ。
一方「ミナミ」は若者向けのファッショナブルな街と勝手に感じていた。
しかし「キタ」の一味違った一面を知ってしまい、某は虜になった。

それは戦後の闇市をルーツに持つ、令和の現代も当時のままの空間。
大阪の中心ともいえる「キタ」の街で、古めかしくもどこか懐かしい純喫茶で非現実的な時間を。

スポンサーリンク

『喫茶マヅラ』

JR大阪駅を出て、南へ数分歩く。
阪神百貨店の裏側、大阪駅前ビル。第1~第4まであるが、本日は第1ビルの地下1階へ。
この大阪駅前ビル自体がすでに築50年という、昭和の代名詞のようなビル。
特に地下1階と地下2階は、まるでレトロな時代にタイムスリップしてしまったかのような不思議な感覚さえ感じてしまう。
その中でも異彩を放つのが、某と嫁さまがしょっちゅう行く「喫茶マヅラ」

こちらのお店は1947年に「名曲喫茶」としてオープン。
駅前ビルが竣工した1970年に現在の場所へ移転して今も変わらず営業中。
最近はめっきり見かけなくなったが、初代オーナー「劉さん(100歳)」が入り口でそのお年に見合わないほど元気よく「いらっしゃいませ!」とお出迎え。(おじいちゃん元気やなぁ~)
現在は息子さん、お孫さんと、3代で営業されています。

店内に入ってまず驚くのはその広さ!約100坪ある店内は、喫茶店とは思えない。某は行ったことがないが「キャバレー?」と感じる方も多いとか・・。

店内は宇宙をテーマにした、オーナーこだわりの内装。オープン以来、内装は変えていないという。
天井は群青色のぼこぼこした模様が月のクレーターをイメージ。照明が星々、仕切りは宇宙船の内壁のようなイメージ。中央のソファー席は、まるでUFOに乗り込んだような不思議な感じ。
某宅では、この中央のソファー席を会議室代わりに利用する。

店内は2~3段の段差もあり、少し通路が複雑に感じるかも。
なお店内は分煙。といっても、仕切りもなく席を分けているだけなので、苦手な方はご注意を。

喫茶店のナポリタンと手作りケーキ

喫茶マヅラといえば、軽食といえばサンドウィッチかホットドックであった。
初代の劉さんがフード類の提供になかなか賛成しなかったとか・・。
ただ時代の流れなのか、それともこれもコロナ禍のせいなのか、最近はフードメニューが増えてきた。その中でも某のお気に入りがナポリタンである。


〇ナポリタン(珈琲SET) ¥750

いわゆるケチャップで炒めただけの、イタリアもナポリも全く関係ないナポリタン。
具材はベーコンとピーマン、玉ねぎ。シンプル・イズ・ベスト。
しかし侮ることなかれ、このナポリタン、ただのナポリタンでは無い!!
一度食べたらやみつき確定!どこか懐かしいのに、全く飽きない!


〇手作りケーキ(珈琲SET) ¥500

そして最近の注目はコレ!月替わりの手作りケーキ!!
今までのマヅラでは考えられないメニュー!メニューを変えず、値段も変えずを続けてきたマヅラ!
最近値段もメニューも変わったが・・(-_-;)

令和3年1月 パルメザンチーズのチーズケーキ(左)
令和3年2月 チョコと金柑のパウンドケーキ(右)

これがかなり美味!お洒落さや飾り気などはないが、素朴でこってりとした深みのある味わい。
喫茶店で出てくるケーキとしては、かなり上位に食い込めるのでは?(某の感想ですが)
月替わりのため、期間が過ぎると出会えないかもしれないケーキたち。
某の出没ペースが増えていく・・・

大阪駅は人も多く、少し歩いたりお買い物したりすると疲れてしまう。
そんな時は少し足を延ばして、その月にしか出会えないスイーツと、珈琲の香りで癒されてみては?

食べログ「喫茶マヅラ

コメント

タイトルとURLをコピーしました